神聖な寺の敷地内にポン引きがいる不思議な街ヤンゴン
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前回の話はこちらから
鉄格子のレストランから半ば泣きそうになりながら脱獄できたので、ヤンゴン中心部の大きなお寺、スーレーパゴダに行ってみることにしました。
ここはブッダの髪の毛が安置されているという言い伝えがありますが、眉唾ものです。
スーレーパゴダはヤンゴン中心部にあり、アクセスも簡単なので結構おすすめです。しかし、道の真ん中にあり横断歩道も信号もないところを横断する必要があるので車には要注意です!
入館料を支払い、中へ裸足で入ります。
真ん中の大きな仏塔を囲むように四方にこのような祭壇があり、みなさん思い思い祈ったり、くつろいでいます。
そして、仏像は電飾で飾られているので美川憲一感がすごいです。
周りの人の真似をしてすこしくつろいでいるとお友達ができました。
ミャンマーの猫もタイと同じような猫が多いですね。
心なしかお寺の猫は裕福な暮らしをしているのかお腹がタプタプしていました。
その時、
ポン引きおじさん(ポンさん)「ハローミスター。ここは初めてかい?」
K「こんばんは。どうも。そうだよ」
ポンさん「そうか!じゃあ、案内してあげるよ!君の生まれた曜日は何だ?」
K「えーそんなこと言ってもお金1円も払わないからね。寄付もしないよ」
ポンさん「hahaha そんなのいいんだ。ついてきて」
この小さい祭壇は各曜日が祀ってあり、皆自分の曜日の神様のところでお祈りをするのが日課らしい。小乗仏教系のところは曜日を元に占いをするのが多いですね。
ポンさん「生まれた曜日がわからないのか、じゃあ全部のところにお祈りしておこう。」
K「そんな欲張りな…」
ポンさん「いいんだいいんだ!」
といいながらポンさんとスーレーパゴダを一周しました
グルーっと一周周ってきたところで広場に戻ると、
ポンさん「このあとどうするんだ?」
K「このあと?少し買い物してホテルに帰ろうと思っているよ」
ポンさん「女買うか?ヤンゴンは美人が多いぞ〜」(ゲス顔)
K「いやいや、勘弁してよ。日本に彼女いるから怒られるよ。千里眼でバレちゃうから無理無理」
ポンさん「だーれもわかんないんだよ。うーん、じゃあ明日は何するんだ?おれが車で明日観光に連れて行ってやるよ!1時間$20でピックアップもちゃんとしてあげるぞ!」
K「うーん。明日は夕方からバスでバガンまで行くからだめだなー朝はゆっくりしたいしだから要らないよ」(この国の物価を考えたら1時間$20ってたけえな…
ポンさん「おれが拾ってそんでバスターミナルまで送ってやるよ!な?いいだろ?」
K「わかったよ、じゃあ、電話番号教えてくれ。今日ぶらぶらして明日起きて観光したくなったら電話するから。それでいいでしょ?」
ポンさん「OK!待ってるぞ!」
なんとかポンさんを言いくるめることで逃れることができた。
そして残りの旅の道中二度とポンさんに会うことはありませんでした。