バガンの朝は早い

前回の話はこちらから

※現在は世界遺産認定に伴い、バガン遺跡の各寺院の中に入ったり上に登ったりできなくなっていますが当時は自由でした。

 

人生初のバイクの運転はミャンマー。恐怖でしかない。

地図アプリを広げながらニューバガン方面に向けて走ってみると気持ちがいいです。
初めての原付バイク乗車だったからとても不安だったけどなんとかなりました。
完全にビビりながらの走行でなんとかホテルのすぐそばの一つ目のストゥーパ(寺院)に到着。
すごく立派
鶏がそこらを歩いていたり、犬がすぐに近寄ってきてこちらをきれいな目で見つめてきたりととても癒される空間でした。
物売りの人たちが準備を始めている感じだったので客引きにもあわずリラックスしながら写真を撮ることもできました。
とてものどかでなんだか懐かしい感じがして古き良き田舎というのがとてもよく似合う。
昔の人はこうして暮らしていたんだなあと考えさせられながらとっても癒されました。
移住する人の気持ちがよくわかった気がする。
何枚か写真を撮って寺の外に出ると犬同士がじゃれあっているのか喧嘩しているのかわからないが戦っていました。
ひどいことに一匹が降参してお腹みせて勝った方がそっぽ向いた瞬間に腹を見せていた方がかみついてとてもずるかった。
犬もそういういこともするんだなあと思わされる。
右がずるい子
とても癒されたのでまたぷらぷらしてみようとバイクに乗って一路ニューバガンの方を目指してみることに・・・
ぬーーーーーっと滑るように進むバイクに乗り、爽やかな風とまだ顔を出したばかりなのにとても強い陽を浴びながらお寺と平地を横目に進んでいると日本と同じ世界だと思えませんでした。
トラックに大量に積まれた木やこれから仕事だと思える人々がすし詰めになって輸送されていくのを見て満員電車みたいだけれどみんないらいらしていなくてなんておだやかな心を持っているんだろうと思わされる。見習いたい。
そのまましばらくビビりながら進んでいくも途中でこんなに乗っていたらバッテリーの目盛りが1減ったため1日もたないかもしれないと怖くなって引き返すことにしました。
ホテルに戻ると夜勤のジャイアンから女性に代わっていたけれど未ださっきロビーにいた客達も入ることができていませんでした。
男女4人組のイギリス人グループが疲れてるのはわかるけど終始いらいらしており、どうしようもない人たちだなあさっきの通勤の人々を見習ったほうがいいよと考えながらも暇なので再度ぶらぶらすることに。
埃っぽい街並みと煙たい中古車の黒煙が戦後はこんな感じだったんだろうかと思わせてとても興味深い風景で経験したことないはずだが何やら懐かしい風景だった。
ホテルに戻るとフロントの女性にまたイギリス人グループが変わるがわる詰め寄っていた。
そのうちの一人の男が「What The FUCK this Hotel! 」と言っていてとても気分が悪くなるのと同時に、「ああ、やっぱり欧米の主張こそ正義という文化って相容れないな」と思わされました。
そんな文句ばかりの旅行者の中にひとりハイパー恵体アジア人男性がいたけれど、彼だけは分別があるようで特に文句も言わず周りをなだめておりやはり筋肉は全てを解決するなあと実感
カウンターの女性は毅然とした態度で接していてとても好感がもて、その合間を縫って丁寧にお部屋の準備ができたか尋ねたら優先的に入れてくれてとても助かった。
彼らには理解できない同じアジア人としての共通認識だろうかこれは。
静かに文句も言わず我慢していた人がむくわれるというのは仏教的観念でもあるのかもしれない。とにかく言いたいことはザマァということですね。
偶然かもしれないけど

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です