極限状態のバス旅

前回の話はこちらから

 

腹ごしらえを済ませトイレにも行き、置いてけぼりを恐れて早めにバスに戻りました。

しばらくするとバスが出発。

出発するとバスの中は消灯となり高速をありえないくらいのスピードで飛ばしていきます。

高原地帯を通っているのか窓の隙間風は驚くほど寒く、灼熱の国のバスで分厚いブランケットが配れている理由を心の底から理解しました。

ただただ寒い。トイレが心配・・・
だなあと思っていたらなんとなく胃のあたりがピリピリとして熱い感じがする。
これはもしかして・・・さっきのカレーか・・それともフローズンアップルか・・・
(この中に犯人がいるよ)
いやいやそんなこたあねえよ!病は気からだ!
と思いながら地図アプリを起動してみるともうすでに半分くらいの道のりを来ていました。
大丈夫大丈夫。トイレなんかなくても大丈夫!と言い聞かせてバスはところどころで走っては止まり、走っては止まりを繰り返していてちょくちょく運転手と助手ぽい人がメンテナンスをしながら進んでいました。(後で知ったけれど、中古の古いバス[日本製]なので超長距離走行ではエンジンが焼けてしまうのでところどころ冷やしながら走っていたみたい)
バスや飛行機で睡眠をしてもあまり寝た気がせず、疲れてしまうので到着予定時刻を1時間ほどを残してさすがにもう疲れてきた・・・と思っているとガソリンスタンドで給油休憩をしていました。
トイレ(うんこ&しっこ)に行きたい気もしたけれど今やみくもにトイレに行くとさらに痛くなりそうだしあと50km程度の道のりだったのでやめておきました。
途中道から見える丘?山?の上にライトアップされた仏教系寺院があったのでここらでも仏教の信仰が厚いんだなあと思いながら、あれが有名なポッパ山なのかな?と思っていたらバスは一気に直線で加速。
タイにあるようなゲートをくぐって料金所ぽいところを通ったと思ったらすぐバスターミナルに到着した。
え・・?到着・・・?2時間くらい到着時刻より早いんですが・・・本当にここ?とみんなが疑っていたけれど運転手がバガン!って言ったらみんなさささ~っと降りて行った。
どうやら走行中は使用不可だったらしいけどどうやらこのバスにはトイレがついていたみたいで、今までの僕の不安はなんだったんだと思って立ち上がった矢先、

どーん!!!!

という衝撃と共に腹痛がきた。

やばいやばいこれはやばいやつだ!!!うんこがでそう!早く隣の女の子降りろや!!!ぼけえ!!

と思いながらも女の子がぱんっぱんにつめたリュックが荷物棚にあって取れずに苦しんでいたから手伝ってあげようとがんばったが予想以上に荷棚にフィットしていて取れない!

でも力入れるとウンコ漏れちゃう!

ジレンマに悩まされていたらインド系の若者が手伝ってくれてなんとか事なきを得ることができました。
バスを降りるやいなや街に向かう客引きがいっぱい群がってきたけれど

いいからトイレはどこだ!!!

って聞いてなんとかトイレにいくことができました。
案の定下痢。
これまで経験したことのないくらいの腹痛と下痢。
絶対サービスエリアのやつだ。これはやばいととりあえずビオフェルミンを飲み一息・・・
隣の女の子はもう客引きについていっちゃったかなあ・・・最後挨拶もしないで申し訳なかったなあと少しさびしい気持ちになりながらダメ元で戻ると1人の客引きに捕まりました。

つづきます!



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