空き巣被害に遭うもパソコンを取り返した話@セブ(解決編)

前回、無事にパソコンを取り返すことができた話はこちらから

 

傷だらけ、データ破損など最早帰ってこなくて保険金で新しいmacを買ったほうがよかったんじゃないかと一晩中考えながらホテルで悶々と過ごしていました。

次の日、ホテルのビュッフェに行くときはもうかなり減った貴重品を厳重に隠したり携行してレストランに行きました。

違うホテルに移動しておりもう大丈夫なはずなのに、この国の他人全てが信用ができなくなってしまいました。

疲れ果てたくさん寝たはずなのですが、頭の中は未だピーンと何かが張り詰めており深く物事を考える能力も下がっていたように感じます。

ボーッとトーストに間違えてドレッシングをかけてしまったり、サラダにはちみつをかけてしまったりとかなり異常をきたしていました。

ウエイトレスの人に最初は笑われていたのですが、最後の方には「大丈夫?」と声をかけられるほど憔悴していました笑

お昼過ぎに警察署に来いと言われたけれど気付いたらお昼前に警察署に到着していました。

K「この事件の件でセブ本島のJに言われて自分のパソコンを取り返しに来ました」

受付「あー待ってて」

という会話の後、簡素な椅子がたくさん並んでいるところに座りました。

治安もよくないのでセブの警察署は大忙しなのかと思っていましたがめちゃくちゃ暇そうでした。暇そうな上に仕事している素ぶりもないのに待っている人は大勢いました。

待つこと1時間…

おおおおおい!!!!いつまで待たせるんじゃああ!!!

と言いにいこうと思ったところ受付も待合室の人もみんないなくなりました。

どうやらお昼の時間のようです

別の受付の人が残っていたのでもう一度尋ねてみると

良い受付の人「ああ!あなたがKね。Jから聞いてるわ!」

K「え、ほんと?よかった。ずーっと待ってたんだけど呼ばれないから不安で…」

良い受付の人「もー、私に聞くべきだったのよ!hahaha」

K「…」(これがフィリピンスタイルか…)

昨日、記入した被害届みたいなものと盗まれたものの確認。

良い受付の人「カメラは返ってきていないけど、パソコンは返ってきたからもう一度書類を書いて。保険会社に必要ならこれを保険会社に求められると思う。じゃあ、これパソコンね。返ってきてよかったね。あんたラッキーだよ」

K「ありがとう。保険会社にも連絡してみるよ。本当にありがとう」

ボロボロで擦り傷だらけのパソコンを厳重にリュックにしまい、そそくさとホテルに戻りました。

警察官Jに聞いたところ、パスワードが破れなかったので泥棒も困って第三者に売ってそれが泥棒市場に流れていたみたいだとのこと。カメラはロック等無いのですぐ売られてしまったようだ。

…SDカードだけでも返してくれ…

その後、お世話になった人・関係者・保険会社に連絡をしてひとまずやるべきことはできました。

保険会社の手続きはこちらのページを参考にさせてもらいました

今回、金銭的にも精神的にもボロボロにされる犯罪に巻き込まれて一番に思ったことは「コネというのは悪いイメージが先行しており、知らない人より知ってる人を優先するのは本当に悪いことなのだろうか」ということ。

コネ=賄賂みたいなイメージでした。しかし、ただ単に助け合いの精神の末に困っている人を優先的に助けることは悪くないのではないでしょうか。

とりわけフィリピンのように警察があまりやる気がなかったりする国で助けてもらえたことはとてもラッキーでした。

あまり公平にしよう公平にしようとしていくと逆にサービスレベルが下がったり、無駄に声だけ大きいクレーマーにいちいち対応し続けて精神を病む人が増えたりとサービスを履き違えた今の日本社会のようになってしまうので難しいところですね!

日本でも警察署になんて行ったことなかったのに治安の悪いフィリピンで行くなんて思ってもいなかったので今思えば良い経験になったと思います。ああ、今日もご飯が美味しいなあ





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