バンコク初夜
|タイの洗礼の続きです。
先刻、タイの洗礼を受けかなり体も暖まってテンションもおかしくなったのでもう嫌だと思ってうろうろしていたらそこには川が!!
地球の歩き方によるとこのナイトマーケットは川の水上交通を利用して建てられた便利なものらしい。。。
そしてそこには最寄りのサパーンタクシン駅まで無料の送迎船が出ていると書いてあった。
そしてふと我に返るともう乗船していた
もちろん終電(船)が何時なのかもわからないし、ホテルの周辺地理もわからない。
先ほどまでホテルを出ようか出るまいかすら悩んでた男がここまで大胆な行動に出れるのだから青唐辛子の力はすごい。
奥手な子を口説く時には青唐辛子がいいかもしれないですね。殴られて終わりだと思いますが。
そんなことを考えていたら
いい夜景が広がっていて、それだけでなんとなく思い切って一人旅してみてよかったな~とか黄昏ていると
カップルは
女「わぁ~見てあれ綺麗!」
男「お前のほうが綺麗だよ」
とかやっている。。。
僕はいったい一人でここで何をしているのだろう・・・
そう思い周りを見渡すと男女だけでなく男だけのグループも女だけのグループもみんなカップルなんじゃないかと思い虚しくなり、いてもたってもいられなくなり船の後方に逃げた。
すると船のおっさんも同じように佇んでいてこちらをちら見
「よう兄弟、おれたち仲間だな」
と心の中で友情が芽生えたような気もする。たぶんあちらは何も思っていないと思うけど。。
船に乗ること約10分。
BTSというモノレールのサパーンタクシン駅に到着
たぶん水際だからサパーンなんだな。水音的な。うん。とか思いながらチケットを購入。
中心地として有名なアソークを選んだ。
その時思い浮かべてたルートは
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アソーク駅で降りる
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隣のナナ駅までの間を歩いてみる
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ナナ駅からサパーンタクシンへ引き返す
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サパーンタクシンから船もしくはタクシーでホテルまで戻る
この流れ。初めてながらよくできたプランだったと思う:)
バンコクの中心地アソークからナナ駅を選んだのはアソークからナナ駅の間は夜には屋台が並んでいて活気と異国情緒にあふれていることと
ナナ駅近くにはエロスポットがいっぱいあるらしく
どんな感じなのか通ってみたかったからだ。
男なら誰しもが抱くこの冒険心。男性は、ツタヤの18禁コーナーのカーテンの向こうが気になって仕方がなかった幼き頃のあの感覚を思い出してもらうとわかるはずです。
ドッキドキで電車を降りるとあまりの都会加減に
うおおおおおおおバンコクすげえええええええええ
と度胆を抜かれあちこち光のあるところを適当に歩いていたら
知らない閉店したショッピングセンターの前におり、時刻は22時をまわっていた
遠くには野良犬。
気付かれたらやばい。。。MGSのスネークのように恐る恐るその場を離れて路地に入って難を逃れたと思ったら完全に場所が分からなくなっていた。
一難去ってまた一難。
真っ暗な道をひたすら歩いて途中道端にいるタイ人にビビりながらも空を見て光が強い方向に向かって半べそ・半漏らし状態で歩くとなんとか
ナナ周辺に交わる道に出ることができた。
九死に一生とはこのことだと思っていたら十死目が来た。
もうエロスポットに向かうことなど頭になく一刻も早く電車で帰ろうと信号待ちをしていた僕に
ガッ!
何かに腕をつかまれた。
???「Hi~ホテルどこ?」
おーっと逆ナンですか~ちょうどホテル戻ろうと思ってたんだよ
っと思いながらパッと掴まれた方を見るとエスタークみたいな巨漢がスカートを履いて佇んでいた。
K「No!No!No!」
と言いながら逃げるを選択
しかし、Noという程持ち前の握力で腕が締め上げられてく。これが東京だったら都の迷惑防止条例と暴行罪、そしてわいせつ物陳列罪で被害届を出せば受理されるレベルだろう。
半狂乱になりつつその巨漢から逃れようともがいているとすぐそこにセブンイレブンが!!!
あそこに行けば助かる!!
蜘蛛の糸のカンダタの気分で持ち前の瞬発力(50メートル走9秒)で逃げ込む。
おそるおそる振り返るともうモンスターはいなかった。
ありがとうセブンイレブン。高校の時3か月でバイト辞めたけどごめんね。
あの忙しさじゃ時給779円で働くのは耐えられなかったんだ。(都内最低時給)
その場で倒れこみたい気持ちをぐっとこらながらBTSでサパーンタクシン駅に戻ると駅は真っ暗で船も終わっていた。
THE暗闇
なりふり構わず通りすがりのタクシーを捕まえ(これは危ないらしい)ホテルにむかった
深夜2時ホテルについて安心すると泥のように眠った。
レベルが3上がってせいしんがめっちゃレベルアップした気分だった
つづく