タイのマッサージと詐欺師との戦い
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おっちゃんに教えてもらったマッサージ屋に行くためタクシーに乗り込んだ。
ワット・ポーのある王宮エリアからマッサージ屋のあるプロンポンまではなかなかアクセスが悪く、タクシーなどの足を使わないと不便だ。
タクシーとなると90%くらいの確率で戦いが待っている。
そう、あのうざい料金交渉だ。
※この画像は拾い物であってこのおっちゃんが騙しの常連だというわけではありません(たぶん)
タイのタクシー運転手のウザさったらない。2日目までに遭遇した、死んだら必ず地獄に落ちるであろうクソタクシードライバーたちの蛮行をいくつか紹介しよう。
・メーターを使わず言い値の外国人スペシャルプライスを提供する
・知ってる店に連れて行こうとする(連れて行くとマージンがもらえるから)
・遠回りしてあたかも距離乗ったように見せる
・行先を言って気分が乗らないと乗車拒否
・男の一人旅と言うやいなやエロい店に向かおうとする
・渋滞しててやる気がなくなったのかここで降りろと言ってくる(ちゃんと料金は外国人スペシャルプライスで請求)
しかし、ワット・ポーで清らかな心を手にした僕にはそんなこと無縁。
笑顔でタクシーを停め、最寄駅のファランポーンに行こうとする。
K「ファランポーン駅まで行ってよ!」
ドライバー1「ファランポーン!?やだよ。それよりスペシャルなスーツ屋を知っているんだが・・・」
K「バイバイ」イラっ
しょうがない次、次!
K「ファランポーン駅まで行ってよ!」
ドライバー2「ファランポーンからどこいくんだ?そこまで連れてってやるよ」
K「バイバイ」イライラっ
キレてはいけない。綺麗な心とミサンガを手に入れたんだ。このミサンガを見つめれば気持ちがスーっとしてくる。
戦いとは同レベルのもの同士でしか起こらないと誰かが言ってたしな!
あんなクズ野郎どもと戦うだけ体力と時間の無駄だ。
さあ、次だ。三度目の正直ってやつだ。
K「ファランポーン駅まで行ってよ!」
ドライバー3「ファランポーンか。。。300バーツでどうだ?(どれだけ頑張っても100バーツは絶対に行かない距離)」
K「こんの糞野郎がああああああ!!!!!お前らタクシードライバーにまともなやつらはいねえのか!!!!仏の顔も三度迄だろがあああ」
と日本語で叫び、怒りのあまり少し髪の毛が金色になったら
フリーザ(ドライバー3)は’わかったよ乗れよ。メーターで行くよ。’
と渋々了承。
勝った!
またレベルが上がった気がする。
ただ車内の気まずさが群を抜いている。音楽会で女子が
’もぉ~男子が真面目にやんないからぁ~’
ってキレを通り過ぎて号泣し始めた時の空気並みに気まずい。
わずか10分程度の道のりも2時間くらいに感じる。
見覚えのある通りに近づいてきてファランポーン駅がもうそろそろじゃないかってところでフリーザ(ドライバー3)の最後のあがき。
ドライバー3「なあなあ、もうすぐそこにスーツ屋があるんだ。そこに行ってくれるだけでいいから頼むよ。何も買わなくていいから」
鋼のメンタル。こいつらは断られることの恐怖を知らない。見習おうとさえ思いながらも相手にするのも怠いのでシカト。
無言でメーターの金額ぴったり金を叩きつけ、すぐに下車。
MRTからBTSに乗り継ぎプロンポンへ。プロンポンから徒歩2分。
ここ
※ここは日本じゃない。バンコクです。
バンコクは日本の企業が多くしているらしくここプロンポンは駐在員御用達のお店がいっぱいあることで有名らしい。
さっきのおっちゃんも自分が日本人だからここをお勧めしたのかな。。。恐るべきホスピタリティ。
初タイ古式マッサージにチャレンジ!
たしか2時間で当時は900円くらい。
すっげー安い!
さらに店主のお出迎えもあります笑
お金を払い、足を洗われ部屋に案内され着替える。
部屋はほどよく暗く眠気を誘うゆったりした空間。
寝っ転がるとちっちゃい時に昼寝したおばあちゃんの家の縁側を思い出した。
マッサージが始まるとまずは足の裏から
ゆーっくりとしているけれど一定のスピードでほどよく気持ちいため眠気がさらに襲ってくる。
頭がぼーっとしてきて至福の時間を味わっていると足の裏からゆーくりふくらはぎを通り太ももへ
いってええええええええ!!!!いたいいたいいたい!!!
凝り固まった筋肉に肘を押し付けてほぐすのですさまじく痛い。まさしく力技。
眠気もどっかに行き永遠にも感じる痛みを堪え、正直2時間コースにしたことを公開した。
一通りマッサージが終わり最後は座って前屈やアクロバットみたいなマッサージ。
自分よりはるかにちっちゃいおばちゃんがプロレス技みたいに軽々と持ち上げられ驚きを隠せないほど
おばちゃん「はい、おわったよ!着替えたら外に出てきてね」
K「はーい」
さて起き上がるか、ヨイッ スック
恐るべしタイマッサージの威力
いつもなら よいっ しょ!でようやく立ち上がれるほどの体の重さ(デブ)だったのに今や
ヨイッでスクッと立ち上がれる!
この感覚を体験してしまうともう虜です。
終わった後笑顔でチップをおばちゃんにあげると下で暖かいお茶をくれゆっくりとお茶飲んで退店します。
ハマりすぎてこの後の滞在も毎日通いました。
すぐ向かいのうなぎ屋からいい匂いがしてきました。このお店もオススメです。
その後、マッサージに行ってホテルに戻って休むつもりでしたが体が軽くなりすぎてテンションがおかしくなったので、近くの百貨店に買い物に行くことに決め、高級百貨店エンポリアムを目指す。