ひとりぼっちになって寂しさに打ちひしがれる
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前回の話はこちらから
チャーターしてあるタクシーにバス停まで送ってもらいジョージ、オズワルドと別れを告げてマリオボロ通りを通るバスに乗り込みました。
外はもうすでに真っ暗になっており一人に戻った不安とこのバス大丈夫だろうかという不安、そして狙われないだろうかと三重の不安になっていたので隣のおじさんに
K「ジャラン マリオボロ?」
と尋ねると
おじさんはわからなかったのか周りの人たちに聞いてくれて
おじさん「ああ!これ行くよ!おれはもうすぐ降りちゃうんだけど〜」
そこでおじさんは周りの人に「こいつマリオボロまでだから誰か近くなったら教えてやってくれ!」みたいなことを言ってくれました
ああ、なんていい人なんだ。イスラム圏のこの優しさが好きだなあと東京で凝り固まってガチガチの心の氷が溶けていくのを感じました。
その後数分くらいどこから来たのかなど他愛もない話をしておじさんに家族の写真を見せてもらったりとしていたらおじさんの降りる駅になったのでさよならをしました。
ちなみにおじさんだからスカルノ時代も知っていると思ったのでデヴィ夫人知っているか聞いても、誰だそれ状態でした。
この国にデヴィ・スカルノ知ってる人いるんだろうか…
そんなこんなで乗ること40分。本当にこっちで合っているんだろうかと不安でたまらなかったけれどなんとか到着。
バスのアナウンスはインドネシア語だけでしたが「ジャラン マリオボロ」というワードが聞こえたと思ったら隣の若者がここだよ〜と教えてくれました。
こっちの生活では当たり前の事かもしれませんがこんなことで感動してしまうなんて今思い返しても病んでるなあ…
なんだか暗い気持ちになってきたのでとぼとぼと歩いていると屋台がやっていたのでそこで適当にベベックゴレンというあひるの足が乗ったご飯を食べ、野良猫に飯くれよ〜っと目線を投げかけられながら寂しい晩御飯
アニマルセラピーに少しなるもコンビニに行って物資を買い込み鬱々とした気分で一人ホテルに戻り就寝
はあ、何してるんだろうなあ