閉門後の真っ暗なプランバナン遺跡をさまよった
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元在日本ペルー人領事というものすごい肩書きを持つもただのデカい馴れ馴れしいおっさんことオズワルドが言い放ったこの一言。
オズワルド「あっちにまだ遺跡が二つあるらしいから行ってみよう!」
この一言を断れなかった事から全てが始まりました。
夕日の円が地平線に少しずつ飲み込まれ始めた頃、違う遺跡の方に行き始めました。
オズワルド「急ごう!日没が近いぞ」
K・ジョージ「…」
はっきり言ってめっちゃ綺麗なんですよ。プランバナン遺跡って
何日も来ても飽きないくらい綺麗なんですよ。
また明日改めて来てもっとゆっくり見たい…
そんな気持ちを抱えながらも言い出せない押しに弱い日本人…このまま抱かれそうになった時に「No!」って言えるかも不安だな。
背中から哀愁が漂ってます。
もう陽の光も残り香くらいしか残らなくなった時に周りに電灯がないことに気づきました。加えて、
「どっちから来たのかわからない…」
K「そろそろ出よう!もう暗くなってきたから」
オズワルド「いや、まだあっちにもう一つ遺…」
ジョージ「そのとおりだ!出よう!」
渋い顔のオズワルドを日本・インドの連携プレイで外へと連れ出そうとするもどっちが出口かわからない…
なんとなく来た方向を歩いていると
係の人ぽい現地の人「お〜い!!!何してんだ〜!!!もう出ろ!!!」
と遠くから怒られ案内されて出口の方まで出てきました。
ジョージとオズワルドはタクシーをチャーターしているらしく、自分たちの宿まで行くと言っていましたが僕は真っ暗の中、バス停の方角すらわかりません。
K「え〜大変申し上げにくいのですが…ホテルまでとは言わないのでバス停まで送ってもらえませんか〜」
ジョージ「もちろん!」
と渾身のお願いが通ったのでバス停まで送ってもらいました。
別れ際にfacebook情報を交換して別れました。
あんなにうざったく感じていたオズワルドとも別れてまた一人に戻ると寂しく感じます
ああ、これが旅かあ…